SPI(ICSP)を使ったPuchiDuino(Arduino)の書き込み方法について

SPI(ICSP)を使ったPuchiDuino(Arduino)の書き込み方法について

本稿ではPuchiDuinoのスケッチ、ブートローダの書き込みについての解説です。

 

また、ブートローダの破損したArduinoUnoのブートローダ書き込みも同様の手順にて行えます。

 

必要な物

Arduino Uno(正常な動作のする)

•ジャンパーケーブル(オス-メス)6本

 

以下はブートローダの破損したArduinoUnoのブートローダ書き込みについてです。

•ジャンパーケーブル(オス-メス)6本 (オス-オスでも可能)

 

(1)Arduino IDEを起動し、Arduino UnoにArduinoISPを書き込む

 

1.(上部メニューから)ファイル-スケッチ例-11.ArduinoISPを選択し、末項のArduinoISPをクリック

 

2.ArduinoISPのサンプルプログラムが表示されたらArduinoUnoにArduinoISPを書き込む

(Arduino IDE左上の右矢印(マイコンボードに書き込む)をクリック)

 

3.(上部メニューから)ツール-書き込み装置:"AVRISP mkⅡ"を選択し、末項のArduino as ISPをクリック

 

(2)ArduinoとPuchiDuinoの接続

 

1.PuchiDuino(SMD)のSPI(ICSP)端子を以下に記す(リセットスイッチを右にした場合)

f:id:mod0:20190215194631p:plain

 

2.ArduinoとPuchiduino(SMD)のSPI(ICSP)対応表を以下に記す(ArduinoUnoは右側中央の端子ではなく各ピンソケットに接続してください)

 

(注意)VCCとGNDを逆に接続するとチップの破壊に繋がる恐れがあります。VCCとGNDは最大の注意を払いましょう。

 

f:id:mod0:20190215233004p:plain

 

2-ex.正常なArduinoUnoとブートローダの破損したArduinoUnoのICSP対応表を以下に記す

(正常なArduinoUnoは右側中央の端子ではなく各ピンソケットに接続し、

破損したArduinoUnoは各ピンソケットではなく右側中央の端子に接続)

 

f:id:mod0:20190215233008p:plain

2-ex2.PuchiDuino(DIP)とPuchiDuino(SMD)のピンソケットからSPIで接続する方法。

USBコネクタを上にした場合、各対応ピンは下記になります。

(左は本来のピン、右はISPで書き込みする際のピン対応表です。)

 

右の表を参考にArduionUnoと接続してください。

(5VとGNDはそれぞれ、どのピンでも問題有りません)

(注意)VCCとGNDを逆に接続するとチップの破壊に繋がる恐れがあります。VCCとGNDは最大の注意を払いましょう。

 

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(2.9)ArduinoIDEによるブートローダの書き込み

実装済みのPuchiDuinoを購入した場合はこの項目は不要です。が、PuchiDuino製品の基板のみ、キットを購入した場合ならびに、何らかの理由でブートローダーを書き込む必要がある場合はこの作業を行ってください。

またここから先はArduinoUno,PuchiDuinoで共通の作業です。

 

1.(上部メニューから)ツール-ブートローダを書き込むをクリック

 

2.ArduinoIDEで[ブートローダの書き込みが完了しました。]と表示されればブートローダの書き込みは成功です。

 

(3)ArduinoIDEによるスケッチの書き込み

 

1.(上部メニューから)スケッチ-書き込み装置を使って書き込むをクリック

 

2.ArduinoIDEで[ボードへの書き込みが完了しました]と表示されれば書き込みは成功です。